ようこそ 六名米穀店へ

お米から始まる食卓を五ツ星お米マイスターがサポートします


【ごあいさつ】

産地とお客様をつなぐ米屋であり続けたい

  私が米屋として働き始めて四半世紀が過ぎ、米屋業界のみならずお米の産地から小売りの形態、大きくは地球の環境まで大きく様変わりしてきました。

 地球の温暖化は私が生まれた1966年ころから始まっていたとされています。

その後、大袈裟だと言っていた大人たちは次々とこの世を去り、残された世代とこれから生まれてくる世代でこれからのことを考えていかなくてはいけません。

 日本において大きく変わってしまった水田の減少。大雨の時は水の受け皿として、夏の暑いときには気化熱で気温を調節したり、水田に住む生き物たちが野鳥の餌になり大きな生態系の中で様々な生物と共存することが出来ていました。

 今、当店で扱いのあるお米の多くの産地はもう一度その頃の生態系に近づけようと、使用農薬を減らしたり、化学肥料を減らす努力をしています。

 株と株の間を広くして風通しを良くすることで熱や湿気がこもらない様にし、病害虫の発生を減らしたりしますが、当然田んぼ一反で穫れるお米の収穫量は減ってしまいます。

 米屋の米の値段は高いと言われますが、それなりの訳があるのです。

将来を見据えてどういった物にお金を掛けていくのか。毎日口にするものだからその選択は非常に大事になっているのではないでしょうか。

 お米と環境は切っても切り離せないつながりを持っています。

飯椀一膳で変えられることは小さくても、変えていく意識と継続することで次の世代の子供たちの意識も変わっていくはず。

 お米を通して日本のプライドを持った産地・生産者さんと、プライドを持った消費者さんとをつなげていきたい。そう思います。

 

    株式会社六名米穀店 専務取締役 五ツ星お米マイスター 長澤正敏